第13回 興奮伝達の加重、神経伝達物質と受容体、神経回路、体性神経系

今週の中心は神経伝達物質と受容体、そして神経回路です。いずれもシナプスの性質、つまり興奮性シナプスと抑制性シナプスがどのようなものであるかを理解していることが前提です。何事も積み重ねですから、自分が何をどこまで理解しているのかを自分で判断して、必要に応じて振り返りながら進めてください。

さて、今後の勉強に必要な神経伝達物質はプリントにまとめました。うっかりとスライドを準備し忘れたため、やや説明不足になりましたが、プリントp124からp128までをよく見直してください。授業中にナメをあげた伝達物質についてはそれぞれの名称をよく頭に入れておいてください。今後、何度か出てくると思います。また、国試でも問われたこともあります。伝達物質と受容体の関係は「特異的」であるといいます。他では使わない言葉ですが、生理学や生化学など分子レベルで現象を考える分野ではよく使われています。生理学4で学ぶ免疫系の作用でも、抗体と抗原の関係として考えるときがあると思います。

受容体の仕組みについては神経筋接合部の機能や後期の感覚器系の中でも触れることがありますので、今のうちによく理解しておいてください。

神経回路は化学シナプスの仕組みがわかっていればそれほど難しくないはずですが、考え方はそれほどなじみのあるものではないでしょう。とはいっても、簡単な数学のようなもので、単純な論理学です。物事を順序立てて考えていくためのトレーニングと思って根気よく取り組んでください。こういうものの考え方がスムーズにできるようになると、生理学のような「仕組みを理解する」ことが苦ではなくなるのではないでしょうか。

来週で夏休み前の授業は終わりです。9月には2回あるだけ。レポートも含めて、疑問があれば今のうちに解決しておいてください。

先週紹介した夏休みのレポート用の参考文献は二村先生にお預けしましたので、ひつようであればみせてもらってください。