第20回 触圧覚の受容器、温度感覚、痒み、筋紡錘と筋器官

ちょっと遅くなり申し訳ありません.

今週は、はじめに触圧覚の受容器のはたらき方の違いを簡単に説明しましたが、わかっていただけたでしょうか?
時間をつくって、詳しい説明を載せられるようにします.

また、温度感覚は授業でやったよりももっと詳しいことがわかってきています.岡崎にある生理学研究所に有名な先生がいらっしゃいます(
生理学研究所・細胞生理学部門、リンクはここです)が、その先生の論文から参考になりそうな資料を作って来週配ろうと思います.
国試では生理学の範囲ではあまり出題されることはないようですが、先週触れた鍼・キュウ理論に関わる出題として、

温覚に関する記述で正しいのはどれか。(2006年、鍼灸師、157番)
1.温受容器は50℃付近で最も強く反応する。
2.温受容器の形態は自由神経終末である。
3.Ⅱ群線維によって伝導される。
4.温受容器は順応しない。

といった問題が出ています.

痒みとかくすぐったさはうまく説明できなかったかもしれませんが、昨年でたBlue Backs(講談社)の
「皮膚感覚の不思議」(山口創、¥880)(リンクはここ)は参考になると思います.著者は医学・生物学の研究者ではなく臨床心理学の先生ですが、基本的な知識を踏まえて書かれていますので、分かりやすく.かつ勉強になると思います.興味のある方はぜひ読んでみるといいとうもいます.

深部感覚はやや実感が湧きにくいかもしれませんが、特に筋紡錘に関する知識は第9章運動機能の内容とも深く関わりますので、#18, 19, 22を中心によく理解してください.

来週は体性感覚の伝導路・中枢と痛覚が中心です.