2018年度 第13回 伝達物質と受容体、神経回路、末梢神経系

 今回は伝達物質受容体のしくみや神経回路の考え方の説明に時間をかけたため、自律神経系についての説明まで進めませんでした。来週は、自律神経系遠心性神経の構造と器官の支配の特徴をかいつまんで説明します。改めて予習をしておくように。

 さて、伝達物質として取り上げた物質はいずれも有名なものばかりです。具体例は今後の授業の中で取り上げることになると思います。そのときに思い出せるようにしておきましょう。また、受容体についても、イオンチャネル型と代謝調節型を区別して説明することが何度かありますので、しくみの違いをよく頭に入れておきましょう。

 例えば、取り上げたアセチルコリンとノルアドレナリンは、交感神経系や副交感神経系で伝達物質として利用されています。そして、関わっている受容体もイオンチャネル型と代謝調節型の両方です。それぞれの働き方の特徴を一緒につかめるのではないかと思います。

 神経回路はややわかりにくいところもあるかもしれませんが、興奮性ニューロンと抑制性ニューロンをはたらきをよく頭に入れた上で、自分で考えてみましょう。論理学のようなところがありますので、分かってしまえば単純でしょう。

 来週の授業では、交感神経系と副交感神経系のそれぞれで、2種類のニューロンが自律神経節でどのように接続しているかを考えますが、ここで発散と収束の神経回路について改めて触れます。また、後期の授業では、反回性回路や側方抑制についても取り上げます。

 最近の小テストでは漢字の間違いが目立ちます。注意しましょう。