電解質の濃度:mEq/Lについて

電解質の濃度について説明しませんでした。プリント19ページのグラフの縦軸の意味を簡単に説明します。

「mEq/liter、メック・パー・リットル」という単位はたぶん始めてみたのではないでしょうか? この単位で示される稜は電解質濃度といい、溶液に含まれるイオンの濃度を表します。「原子」の量とその「荷電」の量を合わせて考え、医学・生理学分野でよく用いられます。体液中で、そのイオンがどのくらいの電荷を運ぶことができるのか、を比較できるようにするために汎用されています。

この単位である「Eq」はequivalentの略で「当量」と訳されます。この場合であれば「1リットル当たりの量」いうほどの意味ですが、1リットル中にあるそのイオンの持っている荷電量を示します。例えば、ナトリウムイオンは1価の陽イオンですから、ナトリウムイオンが1モル/リットルの濃度であれば1当量/リットル=1 Eq/L、カルシウムイオンは2価の陽イオンであるため、カルシウムイオンが1モル/リットルであれば2当量/リットル=2 Eq/Lと考えます。mEqの「m」は「ミリ」つまり、1/1,000の意です。

したがって、グラフ中で血漿中のナトリウムイオンの濃度は142mEq/Lと示されていますが、これは142mmol/Lと同義です。また、血漿中のカルシウムイオン濃度が5mEq/Lということは実際のカルシウムイオン濃度は2.5 mmol/Lです。リン酸化物イオン(HPO42-)の細胞内濃度は100mEq/Lですから、実際の濃度は50mEq/Lです。