2016年度 第27回 脊髄反射、脳幹反射

 今回の中心は主要な脊髄反射を通して、反射とはどのような現象か、そして、反射弓の構成がどうなっているかを理解することです。

 最初に、最も重要な反射として伸張反射を取り上げました。唯一の単シナプス反射でもあり、反射弓の構成は非常に単純です。刺激とその受容器、求心性線維と遠心性線維、中枢がどこであるのか、求心性線維と遠心性線維がどのように接続しているのか、効果器とその反応のしかた、というように、しっかりと考えられるようにしておきましょう。
 
授業では、伸張反射の中でも膝蓋腱反射をモデルにして説明しましたが、他にも多くの伸張反射が知られていますので、決して膝蓋腱反射だけを丸暗記するようなことのないように。


 伸張反射と拮抗抑制は必ず同時に生じます。そして、これらの後には自原抑制が起こって、関節位を元の状態に戻します。現象全体をしっかりとつかめるようにしておきましょう。

 屈曲反射と交叉性伸展反射はも現象は非常に分かりやすいと思いますので、反射弓をじっくりと考えて、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

 脳幹の運動に関わった機能は、脊髄と同様に反射の中枢としてはたらくことです。詳細を理解するには時間がかかると思いますので、特に重要な反射について、その現象を取り上げて説明します。脊髄反射よりも反射弓は複雑ですので、来週は代表的で、かつ、これまでに学んだ神経野神経核で説明がつくような反射に絞って説明します。

 次回は、小脳と大脳基底核の機能についても取り上げます。