第20回 触圧覚と温度覚

今回は表在感覚のうち、触圧覚、温度覚、痒み、くすぐったさについて取り上げました。また、痛覚についてもその定義と表在痛の特徴を説明しました。

まずそれぞれの感覚の特徴、例えば、触圧覚とは皮膚の変形によって触圧点が刺激されて起こる感覚で、皮膚表面に軽く触れたときに生じる感覚が触覚で、、圧覚は圧迫や牽引によって生じる感覚です。触覚は、単にものが触れたことを知覚する感覚と刺激物の形、大きさ、感触や触れた体部位の正確な場所などを知覚できる感覚を分けて考えます。温度覚は温覚と冷覚にわけられ、同じ皮膚温でも温度が上昇していく時は温かく感じます。痛覚は質的に異なる2種類があります。それぞれの感覚について、できるだけ詳しくまとめておきましょう。

感覚機能は広くは神経系のはたらきの中に含めて考えることが多いと思います。したがって、感覚受容器の実体とそれぞれの感覚受容器からの情報(興奮)を伝える神経線維の種類も区別して頭に入れておきましょう。

さらに、触圧覚の受容器についてはルフィニ終末とパチニ小体を例に挙げて説明しました。また、温度受容器についても最近の報告を紹介しました。各感覚受容器はどのような刺激に対して反応しているのか、それぞれの感覚の特徴と合わせて考えられるようになるといいと思います。