第18回 皮膚感覚

 今日とりあげた皮膚感覚(表在感覚)は、適合刺激がどのようなものであるか、そして、生じる感覚についても説明する必要は無いでしょう。常に体験しているとおりです。

 5種類に分けて説明しましたが、触圧覚、温度覚、痛覚の3つが重要であり、絶対に頭に入れておく必要があることはいうまでもありません。それぞれの受容器の構造と反応の特性、神経線維の種類をよく整理しておきましょう。また、痛覚については2種類の異なる感覚について、受容器を分けてしっかりと説明できるようにしておきましょう。期末試験では、何らかの形で毎年出題しています。

 触圧覚を例にして説明した二点弁別閾はも、表在感覚の特徴として重要です。温度覚や痛覚では部位による閾値に差がありますので、興味があれば是非調べてみましょう。

 ところで、受容器と受容体は混乱しやすいと思います。いずれも英語では"receptor"で区別しませんが、なぜか日本語では区別して考えます。「受容器」といった場合には組織、または細胞あるいは細胞の一部分をさしていいます。したがって、パチニ小体であれば、被包に包まれた部分全体が受容器、自由神経終末であれば樹状突起の各部位または全体が受容器です。先週は味覚受容器に触れました。多分早ければ再来週の授業で取り上げますが、味細胞を受容器と考えます。これに対して、「受容体」は今日の授業で触れたTRPチャネルのようなイオンチャネルまたは膜タンパク質(ホルモンの場合は細胞内にもあります)つまり、刺激に対して反応している分子を指します。二つの用語を区別して用いるので注意しましょう。

 最後に、「掻痒」を含む四字熟語を調べておくように。