第25回 授業の記録:明るさの調節、光受容のしくみ、色の感覚

遅くなりましたが、先週の授業を簡単にまとめておきます。

光の量が多すぎても少なすぎても形態や色が知覚できませんから、適切な量にするために眼球に入る光の量を調節します。この眼球への入射光の量は瞳孔の大きさを変化させて調節され、交感神経と副交感神経の作用によって虹彩を構成する2つの平滑筋を収縮、弛緩させることによっています。光量に応じていずれも神経が反応しているのか、そしてどの筋が収縮しているのかが重要です。授業で説明したように、混乱しやすいところですので、理屈を立てて理解しましょう。

網膜の構造もやや混乱しやすいところがあるので注意しましょう。光によって反応する細胞、つまり視細胞は網膜の最も外側、後ろにあります。そして、光が当たることによってロドプシンが反応して視細胞は過分極します。これまでに学んだ刺激に対する受容細胞の反応のしかたとはやや異なりますので、注意しましょう。

色の感覚は簡単にしか説明できませんでしたが、昼行性であるヒトを含めた多くの動物にとって重要な感覚です。動物の種類によりますが、ヒトは3種類の異なる波長に反応する錐状体細胞を持ち、そのために多くの色を知覚することができます。

プリントとスライドで「錐状体細胞」の「錐」が誤っている部分が数カ所ありました。大変失礼しました。「錘」ではありませんので、訂正します。