第9回目 受動輸送、能動輸送、エンドサイトーシス

今週は受動輸送と能動輸送について取り上げました。いずれも、イオンや水、グルコースやアミノ酸など小さな分子が一つずつ膜を通過していく方法です。広義の拡散や浸透、浸透圧については理解が不十分だと感じる場合は、図を見ながら考えてみましょう。

拡散は3種類に分けられますが、それぞれの方法によって移動する(輸送される)物質には大きな違いがあります。その違いをはっきりさせたうえで、具体的な物質を挙げられるように。
授業でも触れたように、
・単純拡散:呼吸器系で肺胞と肺毛細血管との間移動する酸素や二酸化炭素、小腸内腔から小腸上皮細胞でへの短鎖脂肪酸や脂溶性ビタミンの取り込みなど。
・膜チャネルタンパク質:主にイオンが細胞内外へ移動する。第3章では膜電位の形成や活動電位の発生のしくみとして取り上げます。また、筋収縮や胃酸の分泌のしくみを考える際にも取り上げら得れます。
・トランスポータータンパク質:小腸内腔から小腸上皮細胞でへの単糖類の取り込みや細胞のグルコースの取り込みなど。

能動輸送はどのようなエネルギーを利用するかによって大きく二つに分けます。
・一次性能動輸送=ポンプはATPを分解して得られるエネルギーを利用するという点でわかりやすいでしょう。ナトリウム-カリウムポンプは今後いろんな場面でそのはたらきを目にすることでしょう。この他に、筋収縮のしくみの中でカルシウムポンプが、胃酸の分泌のしくみやミトコンドリアのでのATP産生のところで水素イオンポンプが取り上げられるかもしれません。
・二次性能動輸送は簡単にしか説明できませんでしたが、小腸内腔から小腸上皮細胞でへの単糖やアミノ酸の取り込み、腎臓でのグルコースやナトリウムの再吸収などさまざまなところではたらいています。


それぞれの場面で必ず振り返って復習するように心がけること。

今後生理学の学習の中でも触れられるはずですが、あらかじめどんな物質かを知っていればそれぞれの現象も理解しやすいはずです。

予告の通り、来週は第2章の1〜6までの範囲で小テストを実施します。しっかりと準備しておきましょう。また、宿題の再提出も忘れずに。