第28回 視覚

先週の授業では視覚器の中で可視光線を受けてニューロンの興奮に変換する網膜を中心に取り上げました。

網膜は大きく2層で構成され、このうち神経細胞層はさらに3層で構成されています。この3層の構造が硝子体側からどういう順で並んでいるのか(積み重なっているのか)をしっかりと頭に入れておくように。言い換えると、細胞層を可視光線がどういう順に通過していくのかをしっかりと理解してください。

そして、可視光線は最後に視細胞に当たります。視細胞は大きく2つの部分からなっていますが、光が当たって反応が生じる部分はより奥に位置しています。視物質=光が当たって構造変化を生じる物質は、杆状体(桿状体)細胞がロドプシン、錐状体細胞がフォトプシンです。基本的には同じ反応が生じ、光が当たることによって視細胞は過分極します。

視細胞の過分極は神経節細胞の興奮を引き起こし、この興奮が視神経を通して視床へ運ばれ、さらに大脳皮質一次視覚野へ送られます。

意識している視野、今見えている「その点」からの光を受けた情報が脳内をどのように運ばれていくのかについて、来週少し補足します。

入射する光量の調節は交際を構成している2つの平滑筋とそれらを支配する神経系の作用として理解してください。運動機能のところでも同じ内容を対光反射として取り上げます。

今週は、運動機能、特に脊髄反射につて取り上げます。