2018年度第29回 小脳、基底核、運動性皮質 

 今日はかなり雑駁な内容になりましたが、脊髄や脳幹のような反射の中枢としてではなく、随意運動に関わった調節機能を取り上げました。

 構造についてもおさえた上で機能を考えていく必要がありますので、それぞれ簡単に整理しました。解剖学ではアトラスなどが指定されていませんので、全体を見渡した上で理解するにはやや不十分ですが、授業の内容をよく思い出しておきましょう。

 小脳の機を簡単にまとめると、随意運動を協調させ、複雑な運動の学習と記憶を司っていることです。そのために、大脳皮質の運動性皮質から下行する情報をモニターすることと、前庭器官や固有感覚受容器からの情報をモニターしています。

 大脳基底核は、四つの神経核が、四つのパートに分かれて神経回路を構成しています。全体として、大脳皮質から興奮性の入力を受け、視床へ抑制性に出力しています。基底核内の神経回路のうち、直接経路と間接経路のバランスがとれていることによって、運動を制御しています。

 大脳皮質の前頭葉の頭頂葉側にある運動性皮質は、それぞれが役割分担をしているようですが、最も重要なのは一次運動野です。特に体部位局在の特徴は必ず頭に入れておきましょう。