第30回 脳幹を中枢とする反射

冒頭で先週からの続きとして、」屈曲反射と交叉性伸展反射を見直しました。伸張反射と拮抗抑制が組み合わさって関節の伸展が生じかすが、同様に、伸筋と屈筋のはたらきによって関節の屈曲や伸展が生じます。それぞれの反射弓を順を追って考えられるようにしましょう。

脳幹による運動反射は脊髄反射ほど単純ではありませんが、反射によるという点では共通しています。授業で取り上げたように、受容器や効果器が様々ですが、代表的な反射を中心にして説明しました。

特に授業で取り上げた眼球運動に関する二つの反射、前庭動眼反射と視運動性反応は、ともに脳神経を介していること、特殊感覚の受容器に対して運動神経を遠心路として反応することなどの点で脳幹を中枢とする反射の特徴をよく表しています。また、対光反射も特殊感覚刺激に対して自律神経系が反応するという点で特徴的です。いずれも、何が刺激となってどのような運動が生じるのか、その運動の目的は何は、受容器、感覚神経、運動神経はどのような構成になっているのか、などをよく整理して理解しましょう。

後期は感覚機能と運動機能を取り上げました。運動機能に関しては不十分ですが、ヒト(あるいは生体)が、例えば体外からの刺激をどのように受け、感覚・認識しているのか。さらに、その刺激に対してどのように反応し運動するのかという、動物的機能として最も基本的なはたらきを考えてきました。必要な知識を整理し、それに基づいて現象や概念を説明できるようにしっかりと復習してください。