オンライン授業はやらないのかな?

 学校のWebサイトによると、授業の開始がさらに延期されることになりました。再開日を含めて、私たち非常勤講師には何の連絡もありません(Webサイトを見るようにという指示もありません)が、愛知県が独自に緊急事態を宣言したこととや他の施設や学校の方針から考えると、再開はゴールデンウィーク明けでしょうか。

 再開されたとしても、通常の教室の使い方での授業はなかなか難しいかもしれません。場合によっては、対面式の授業もこれまでのようにはできないかもしれません。名古屋大学では4月17日に再開しますが、実験・実習を除く、いわゆる講義形式の授業や演習はすべてオンラインで実施することになっています。多くの大学が本格的なオンライン授業の導入にむけて準備を進めています。大学と専門学校ではいろんな違いがありますが、医療系の専門学校でも遠隔授業に向けた準備を進めている学校があります。


 中和はどうするのでしょう。専修学校の設置基準では、全体の4分の3以下であれば遠隔授業で実施してよいようです。また、文科省は医療系の専門学校に対して、今年2月28日付で、COVID-19の影響によるさまざまな困難を想定して、「できる限り速やかに十分な教育体制を整備す ることが望ましい 」と通達を出しています。また、すべての専門学校に対して「遠隔授業の活用などによる学修機会の確保に留意すること」を3月24日付で求めています。さらに、 4月6日には、大学や専門学校などにおける遠隔授業の実施にあたり、学生の通信環境などへ配慮を求める通知を学校設置者などに出したそうです。同時に、学生の機器保有状況や通信量などに配慮するとともに、遠隔授業のための施設開放や機器貸与なども提案されているようです。

 授業を受ける側としては、スマホではかなり厳しいでしょうが、タブレット端末は必要でしょう。欲を言えば、ノートPCに、さらに外付けのディスプレイがあるとじっくりと取り組むことができるでしょう。スマホ敷かなくとも、テレビで映すと臨場感があります。ただ、通信量に制限のある環境でしかインターネットを利用できないと何をするにも厳しいですから、そのような学生には、大学では学内の施設が使えるようになっているはずです。学校まで行かなければならないというハンディはありますが、近隣に下宿しているならば許容範囲でしょうか。安易に外出できない状況に追い込まれた場合、同時配信にはならないものの、録画をDVDやBluerayにして郵送することもできるでしょう。

 学校としてLMS(Learning management system)を導入しておかないとなかなか難しいかもしれません。日本語では「学習管理システム」というようですが、E-learningはもちろん、オンライン上で出欠を確認したり、資料やレポートをやりとりしたり、さらには、成績の管理もできる形になっているプラットフォームです。したがって、資料の配付や課題の出題と提出、電子メールを介した質疑はLMSがあれば簡単です。音声や動画付きの資料の配付も可能なシステムがほとんどでしょう。カスタマイズやコンサルタントを含めて優良で提供しているメーカーもありますが、多くの大学ではオープンソースプログラムを使っていると思います。名大はSakaiというプログラムを使って独自のLMSを構築しています。Web会議またはWebinar形式で双方向のやりとりをするためには、今のことろZoomやWebexがよく使われているようです。また、一方向でよければ、YouTubeを使ってオンデマンド配信することを考えている学校もあるようです。