第23回 体性感覚野と痛覚の特徴、味覚

今回は最初に一次体性感覚野について取り上げました。部位局在を覚えるだけであれば簡単なことですが、重要なのは大脳の各半球が互いに対側半身の感覚を支配し、感覚が鋭敏な部位ほど大きな領域を割り当てられているという特徴を理解することです。後策路も脊髄視床路も三叉神経視床路も二次ニューロンが対側に交叉しています。したがって、右半球には左半身の情報が入力し、左半球には右半身の情報が入力しています。また、一次ニューロンからすべて一対一対応で興奮が伝達されると、一次体性感覚野には感覚受容器と同数のニューロンがあることになります。したがって、受容器の数が多い体部位に対してた数多くのニューロンが存在する、すなわち、より感覚が鋭敏であるということです。

内臓感覚については、痛覚だけを取り上げて説明しました。授業でも触れたように、他の内臓感覚は他の科目で学んでいるはずです。各自でしっかりと見直しておいてください。それぞれの期間、器官系の働きを考える上で不可欠です。またn痛覚に関しても補足しました。関連痛(放散痛)やオピオイド、痛覚過敏など、3年生になって改めて学習すると思いますが、国家試験でもよく出題されていますので、しっかりと見直しておいてください。

授業の進行がやや遅れているのですが、今回何とか特殊感覚に入りました。年内には味覚、嗅覚、聴覚、平衡覚を取り上げることになりますが、これらも、体性感覚と同様に、共通点と相違点があります。それらを整理しながら見ていくとわかりやすいのではないでしょうか。