第2回 ホメオスタシス(体液の組成と浸透圧、pH)、階層性(分子)

はじめての小テストはいかがだったでしょうか? 毎回の授業の進み具合にもよりますが、重要なポイントに絞って理解を確認していくつもりです.授業中に青字で示したり、時間をかけて説明した部分を中心によく見直すようにしてください.

さて、pHの概念はわかってもらっているという前提で、体液、特に血液のpHを例に説明をしました.pH7.35~7.45は絶対に覚えておいてください.また、緩衝系のしくみは細かいことはいいですが、基本的な化学の反応によって説明されるということを理解してください.

体液の組成と浸透圧は密接にかかわっています.赤血球をいろんな浸透圧の溶液に浸したときにどんなことが起こるのか、自分の言葉でよく説明できるようにしておいてください.次回の授業では実際に赤血球を水に浸けたときにどうなるかというビデオを見ていただきます.

生物の階層性をいう概念、考え方は高校の生物では習っていないかもしれませんが、多細胞生物を考える上では大切な考え方です.
今日は特に分子、中でもタンパク質について触れました.これまでにもタンパク質については膨大な研究成果が積み上げられていますが、今後はこれまで以上に重要な研究対象となっていくと思います.

追加で配ったプリントは連休中に一度目を通してもらえるとありがたいですが、他に昨年のこのHPの記載も参考にしてください.

来週、再来週とゴールデンウィークでお休みです.ちょっと気が抜けてしまいますが、記憶は抜けないようしてください.

第1回 ホメオスタシス

はじめましての授業はどんな印象を持たれましたでしょうか?

高校まで授業のスタイルとはだいぶ違っていると思いますので、戸惑った人もいるかもしれません.大学を卒業した人にとっては、ちょっと思い出してもらえればすぐなじめるでしょう.

生理学は解剖学や生化学と並んで基礎医学を構成する最も重要な柱です.しかも、解剖学的な知識も必要であると同時に、生理学のしっかり勉強していれば生化学的な内容を理解することもそんなに難しいことであありません.したがって、非常に広い範囲をカバーしている学問であるとも言えます.

生理学を勉強していく上での2つのキーワード:ホメオスタシスと階層性を常に念頭に置いてください.今時分が勉強している内容は、ホメオスタシスの機構のどの部分に当たるのか、を常に考えてください.そして、そのホメオスタシスを維持する上で、どのようなフィードバックシステムがはたらいているのか、自分の言葉で説明できるように努力してください.

さて、今日絶対に覚えて欲しいことは、ホメオスタシスやフィードバックの概念とともに、体液の割合、細胞内液や細胞外液の割合などです.たとえば、体重60キロの成人男子の細胞内液なおよそどれくらいか、とか血漿量はどれくらいかと問われたときにすぐに計算できるようにしておいてください.

また、細胞内液、細胞外液中の最も多い陽イオン、陰イオンも覚えておいてください.

では一年間よろしくお願いいたします.