第3回 ホメオスタシス、ATP、細胞膜

最初の小テストを返却しました.何人かには、答えが合っているかどうか以外で注意してほしいことをコメントしました.次回から注意してください.

さて、今週の授業では、最初に生物の身体のpHを維持するしくみである緩衝系について簡単に触れました.緩衝という言葉は社会科学でも出てくることがあると思いますが、日常会話で使うような言葉ではありません.意味をしっかりと理解しておいてください.

そして、第2章.いよいよライフサイエンスらしい内容に入っていきますが、最初に取り上げる「細胞」の構造と機能はすべての基本です.どんなにマクロな現象を考えることになっても、すべて細胞レベルで生じる現象が基本になっています.また、身体のすべての部分が細胞でできています.すでに習ったかもしれませんが、一見ただの塊に見える「骨」であっても多数の細胞が正常に機能してこそ、健全な骨を維持できています.いろんな勉強が進んでいかないと実感できないことでもありますが、はじめに肝に銘じておいてください.
また、プリントp102以下に、成人の身体を構成する細胞の一覧を載せましたので、参考にしてください.

第2章:細胞の構造と機能は、細胞膜の構造と機能から入りました.これは、階層性の最も低いレベルである「物質(原子や分子)」の理解と「生命現象の基本単位」である細胞レベルの現象を結びつけ安いからでもあります.リン脂質という分子の特殊な性質が理解できると、なぜ細胞膜をつくるためにこの分子が利用されているのかがわかると思います.

コレステロールは細胞膜以外でも必須の分子で、消化器系あるいは栄養・代謝で改めて習うと思います.
プリントp105~106にコレステロールがつくれない疾患について取り上げています.時間がなく出授業で説明できませんでしたが、時間のある方は見ておいてください.

「膜タンパク質」という言葉も今後何回も出てきますので、よく覚えておいてください.機能については次回(ゴールデンウィーク明け)の授業で取り上げます.

第2回 ホメオスタシス、原子の構造とイオン、pHの定義

業第2回目、小テストは第1回目でした.いかがでしたか?

まず小テストですが、「問題をよく読みましょうね」(*^^)v 「あんなのは××年ぶり」という方もいらっしゃるでしょうが、何をやるにしても注意力は絶対に必要な能力です.特に、ヒトの身体に触れる場合には.

さて、今日の授業は「生体の恒常性」=「ホメオスタシス」という概念について簡単に説明をしました.生理学は、このホメオスタシスがどのように維持されているかというメカニズムを解明する学問でもあります.ベルナールやキャノンの名前とともに忘れないでください.

ホメオスタシスを考える一例として、体液とその組成について簡単に触れました.プリントの図を見ながら、体液の構成とその割合をしっかりと頭に入れておりてください.
体液の組成は、主要なイオンについてだけ説明しました.ナトリウムイオンとカリウムイオンは必須.また、今後いろんな物質が取り上げられていくと思います.順序よく頭の中に入れていってください.

今回の授業では化学の復習を取り入れました.原子の構造とイオン、そしてpHについて、やや簡単すぎるな説明でしたが、今日の内容が理解できていないと、今後の生理学が全くわからなくなってしまいます.よく見直しておいてください.また、クラスに数人はよくわかっている人がいると思いますので、相談しながら勉強してください.

では、来週の小テストを期待しています.

第1回 授業の概要と生物の階層性

第1回目の授業はいかがでしたか?

イントロでこのHPについて説明し忘れてしまいました(m_m)ので、今みている方は、しっかりとプリントを読んでいた証拠です.この調子で予習と復習に活用してください.携帯でも観ることができるはずですので、クラスの皆さんに教えてあげてください.

さて、このブログでは毎回の復習の手助けになるように、ポイントの整理や説明が十分でなかったと思うところを解説しようと思っています.どこまでできるかわかりませんが、参考にしてください.また、大学の仕事の都合で、授業後すぐに更新できるとは限りませんので、悪しからず.^_^;

今日の授業では
『生理学』の意味や考え方、基礎医学における位置づけ
について概略を説明しました.あれだけの説明では、あまりにも漠然としすぎていたわかりにくいと思いますが、1年後には「なるほど、こういうことか」と納得していただけるのではないかと思います.

『生物の階層性』については、途中までしか説明できませんでした.
分子レベルでは、基本的な4種類の高分子の名前と特徴を覚えておいてください.今後いろんなところで出てきます.
授業で紹介した通り、プリントに補足的な内容の解説をつけました.第1章では「水」と「タンパク質」、第2章では「糖質」について解説ましたので、ぜひ読んでください.このほか、適宜内容を追加していく予定です.多分はじめにこのHPに掲載し、後で全員に配布することになると思います.

前期の授業で取り上げるなかで最も重要な階層は、細胞です.少し突っ込んだ内容も取り上げますが、ここでつまずくとあとが大変です.また、私の授業のみならず、生理学2&4や来年以降の学習に広がっていくものです.

4種類の組織の名称も必須です.今後の学習で具体的に理解できるようになっていくと思いますが、先ずは名称を覚えておきましょう.

器官と器官系については来週補足します.

授業の最後にやってもらったテスト(∩.∩)は、今年度初めての試みです.これまで約10年授業をやってきましたが、どうも基本的な化学の知識がないことが生理学の理解を難しくしているのではないかと感じています.また、いろんな疑似科学的な宣伝に惑わされてしまい、せっかく授業で身につけた知識が生かされていない人も多いようです.

冒頭で説明したように、今日のテストは成績にかかわるものではありません.正答やその具体的な説明は、今後の授業の中で順次取り上げていきたいと思います.

では、1年間宜しくお願いいたします.ヽ(^0^)ノ