第3回 体液の組成とpH

今週は体液の組成について、このあとの学習に必要かつ重要なイオンの組成とpH=水素イオン濃度について考えました.あわせて、イオンやpHに関する基礎的な説明をしました.

イオンやpHは中学校や高校の理科で習う内容ですので、身近におさらいする材料のある場合には是非取り組んでみて下さい.また、対数は高校で習っていないヒトもいるのかもしれませんが、pHの考え方を理解してもらうために取り上げました.

単に結果を覚えるだけではなく、どうしてそのような結果が導かれるのか、あるいは、必ず何らかの道筋があって1つの結果、結論が得られているのだ、ということがわかってもらえれば幸いです.


授業では、このあと細胞の構造と機能を学びますが、その中で細胞内外のイオンの組成に関する知識を必要とする内容がたくさんあります.慣れてしまえばたいしたことはありませんので、できるだけ早く身につけて下さい.
また、授業の最後に触れたように、体液のpHを維持するしくみは生理学2&4で取り上げられます.そもそもpHがどの程度で、どのような要因によって変化するのかがわかっていないと理解が難しいと思います.

化学について、時間があればもう少しゆっくりと説明したいのですが、残念ながら先週、今週の説明が限界です.わからないことがあれば個別に質問して下さい.できるだけ応えられるようにしますので、何とかがんばって下さい.

次回がゴールデンウィーク明けです.久々の学校生活、1ヶ月間たいへんだった方もいるのではないでしょうか? ちょうどいい骨休めです.リフレッシュして臨んでください.次回は第1章の残りと、第2章「細胞の構造と機能」にはいり、細胞膜の構造と細胞膜を介した物質輸送のしくみを考えます.

第2回 階層性と恒常性

第2回目、先週の授業でやや不十分だった組織と細胞について簡単に補いました.細胞の一般的な特徴は来週以降の授業で詳しく取り上げていきます.組織については生理学2&4と解剖学で各器官系、器官ごとに説明されると思いますが、4つの基本的な組織の名称と特徴は今回のところで完全に頭に入れておいてください.

今週は分子、あるいは原子・元素についての説明に少し時間を割きました.来週以降も必要に応じて説明しますが、物質の基本的な成り立ちを知っているということは、単に何かを勉強するために必要であるというだけではなく、我々が生きている世界がどのようにしてつくられているのかを知ることです.全てに物質的な基盤があるという理解が、ものの考え方の根本です.これが小学校以来の学校教育において「理科」が取り扱われる理由です.

授業では必要なことをざっと眺める程度の説明しかできませんでした.中学校や高校の理科の教科書などが身近にある人は是非時間をつくって見直すことをおすすめします.

さて、生体を構成する高分子については、主に生理学2&4でいろいろ取り上げられると思います.前期の後半か後期の初めに、消化器系と栄養・代謝という形でこれら高分子の分解と吸収、さらにこれらをもとにしてエネルギー源であるATPを以下に産生するかという化学反応の道筋を学ぶことになるでしょう.改めて説明があると思いますが、タンパク質と糖質については、私の授業のプリントの第1章の最後に「参考」として簡単にまとめましたので、一度目を通しておいて下さい.

授業の後半では「内部環境の恒常性」、「ホメオスタシス」について説明しました.具体的にいろんな事例を考えながら説明しないとわかりにくいと思いますが、この「具体的に考えていく」ということが生理学の勉強そのものだと思って下さい.また、生理学や解剖学を学ぶ中で重要な概念を構築したり、画期的な発見、発明をした人物が出てきます.そんなに多くはないのですが、今回取り上げたクロード・ベルナールとウォルター・キャノンは絶対に忘れてはならない人物です.

次回以降、少しずつペースを上げていこうと思っていますので、できる限り予習をするようにして下さい.

第1回 生理学とは

今日から授業開始だったと思いますが、いかがでしたか?

イントロでWebページについてアナウンスし忘れてしまいました.悪しからず(^_^; 来週改めてお知らせいたします.ただ、現在使っているサイト(AppleがやっているiDisk)は6月いっぱいで閉鎖されるため、来月くらいには移動します.新しいサイトは決まっているのですが、設定に手間取っており、今しばらくお待ちください.

さて、今日は本当にイントロダクションのみで、たいした内容ではなかったですし、授業でアナウンスしなかったこともあり、これといって書くこともありません.まあ、ごあいさつがわりということで・・・(^_^)b

昨年は授業の記録だけで、授業の内容から発展した話題を提供することが全くできませんでした.今年は月に1回くらいは何か情報提供できるように努めたいと思います.

また、授業の最後にやったテスト(?)の答え合わせは順次やっていきます.授業の中でできることはできるだけ授業ないで説明しようと思いますが、私の授業では取り上げないテーマもたくさんありますので、それらはこのサイトを使って説明していこうと思います.

また、この2〜3年、学生の皆さんからの質問が少なくなってやや寂しい思いをしております.授業中に手を挙げるのはなかなか勇気がいると思いますが、メールであれば「こっそりと」質問できますので、遠慮なくどうぞ.