第31回 最終回

試験を返却した後の授業は、いつも出席率が低いのですが、今年はたくさんの出席があり、以外でした(失礼!) 皆さんが非常に真摯に授業に臨まれているということを改めて知ることができました.今後も引き続き今の気持ちを忘れずに励んでください.

さて、先週、研究や遺伝子発現についてというリクエストがありましたので、強引に1時間にまとめてみました.正直言って時間的にだいぶ無理がある内容ですので、わかりにくいところもたくさんあったと思います.「研究」の一端をわかっていただけたなら幸いです.今後、メールなどで質問していただければ、できる限り返事させていただきます.

音楽の話をというリクエストもあったので、いろいろネタだけは準備しました.興味のある方は是非機会をつくってください.

最初の授業で、分子、細胞レベルでの話題をできるだけ紹介するといっておきながら、今年度は準備に割ける時間があまりなく、結局最後の授業で取り上げるにとどまってしまいました.大変申し訳ありませんでした.

いい訳ですが、他の学校で新たに授業を頼まれ、その準備に忙殺されてしまいました(-。-; )

来年度はもう少しいろんな話題を提供しようと思いますが、2年生になってしまう皆さんには直接はなしをする時間は作れませんので、ブログの中で取り上げていきたいと思います.特に、今日の授業でも最後に触れた脳の機能には関心も集まっていますので、積極的に取り上げていく予定です.時間のあるときにのぞいてみてください.

また、アンケートにお応えいただいた皆さん、ありがとうございました.授業の内容そのほか、いくつかのリクエストをいただきました.来年度以降に生かしていきたいと思います.

第30回 伝導路と大脳皮質の構造と機能

試験はいかがでしたか? 思ったようにできていなかった人も多いと思いますが、間違えたところはよく見直しておいてください.改めて振り返ってみると、新しい発見というか、納得できることも出てくるはずです.

さて、今週は事実上の最後の授業ということで、残してしまった内容のうち、特に重要と思うポイントに絞って取り上げました.

脊髄の下行路、大脳皮質から運動に関する伝導路は、2年生の運動学や臨床の授業の下敷きでもありますので、もう一度よく復習しておいてください.

中枢、特に大脳皮質の機能はもっと時間をかけて取り上げるべき内容ですが、おおざっぱになってしまって申し訳ありません.来週の授業の中で多少なりとも補えるように考えてみます.来年度はこのブログでいろんな話題提供を試みようと思っていますので、時間のあるときにのぞいてみてください.

では.

第29回 小脳、基底核、大脳皮質の機能

今日もだいぶ駆け足で進めてしまいました.小脳、大脳基底核、そして大脳皮質のいずれも運動機能の中枢としてのはたらきに絞って取り上げました.

小脳は随意運動を協調させる、そして熟練を必要とするような運動の学習・記憶に必須の中枢です.プリントの#5052を見て自分で説明してみるといいでしょう.
小脳の障害は推尺異常だけを取り上げました.来年度以降の授業などでいろいろ出てくると思いますが、単に異常の内容を丸暗記しようとするのではなく、本来の機能を考えながら勉強するようにしてください.

大脳基底核はそれぞれの神経核が単独でどのような機能を持つかはなかなかうまく説明できないので、疾患を取り上げて説明するようにしています.神経回路の理解が必要ですので、忘れている人はあわせて復習してください.
パーキンソン病は症状と原因(黒質のドーパミン作動性ニューロンの脱落)をしっかりと理解しておいてください.

大脳皮質では、一次運動野の特徴が最も重要です.授業でも触れたように、一次体性感覚野の特徴とあわせて自分の言葉で説明できるようにしておいてください.

最後に取り上げた運動経路の部分は、先週と今週の授業のまとめのような内容です.頭を整理する上で参考になると思いますので、よく見直しておいてください.

脊髄の伝導路を取り上げることができませんでしたので、やや中途半端になってしまいました.勉強しにくいところもあるかもしれませんが、脊髄、脳幹、小脳、基底核、大脳皮質が、それぞれどのような運動の中枢として機能しているのか、あるいは会に対する支配の特徴がどんなところにあるのかを押さえていくと効率よく勉強できるでしょう.