2017年度 第30回 中枢神経系の高次機能

 今回は時間も少なかったので一部割愛して進めました。

  大脳の構造は複雑です。残念ながら、詳細な構造を説明することはできませんので、大脳の構造は解剖学で学んだ内容をよく見直しておきましょう。あわせて、感覚機能や運動機能の中で取り上げたそれぞれの中枢としての機能や特徴をよくおさらいしておきましょう。感覚機能は、中枢に情報(興奮)伝わってはじめて感覚が生じます。また、中枢から情報(興奮)が末梢に向かって送り出されないと運動することはできません。

授業ではヒトとヒト以外の動物を簡単に比較してみました。ヒトが「万物の霊長]といわれるゆえんを、少しでも分かってもらえたならば幸いです。

 脳波は簡単にしか説明できませんでしたが、特によく知られは波形は4種類です。大まかな特徴を頭に入れておきましょう。また、睡眠状態における脳波の特徴も押さえておきましょう。

 睡眠時と覚醒時のそれぞれの特徴は、概日リズムと関わらせてまとめてみるといいと思います。あわせて、他の科目でも学んだいくつかの生体現象体温やホルモン分泌、血圧に日内リズムのあることを学んだことを思い出しておきましょう。

 言語機能や学習・記憶に関するメカニズムは研究の進捗が著しく、教科書の内容程度では全く不十分です。とはいえ、基本的な内容が分かっていないとついて行けませんので、プリントをよく見ておいて下さい。また、休暇中の宿題にしたブルーバックスにもいくつか読みやすいものが含まれていますので、とどれか一つでも読んでみるといいでしょう。

 1年間で説明しきるにはあまりにも内容が膨大で、かなり割愛した部分や簡単に説明してしまった部分があります。また、第12章「骨の生理学」は取り上げることもできませんでした。これらのないかの一部ではありますが、他の学校などで講義を基にまとめ直して、来年度前半にはWeb上に掲載する予定です。夏休みの頃などに、改めてのぞいて下さい。