第13回 筋線維の構造と収縮の機序、神経筋接合部、興奮収縮連関

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第12回 神経回路、神経線維の変性と再生、筋組織の特徴

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第3回小テスト

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解剖学教科書の間違い

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第3章#1〜#96の正誤表

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第11回 伝達物質と受容体、神経回路

今日の最重要点は伝達物質とその受容体ですが、冒頭で取り上げた「シナプス後電位の加重」は実際のニューロンでの興奮伝達を理解する上で大切なところです.
1つのシナプスで生じる電位変化(脱分極や過分極)は小さい、というより小さな変化しか生じない程度のイオンの流入しか起らないといった方がいいのかもしれません.そして、この小さな変化が集まって大きな変化となる、ややアナログ的な現象です.ただ、いったん閾値を超えると、完全にデジタルな現象に変わります.#66のグラフを見ながらよく考えて見ましょう.

伝達物質は、興奮性伝達物質と抑制性伝達物質の2種類があることを押さたうえで、特に中枢ではたらく伝達物質には役割のはっきりしているものが多いですから、順番に覚えていってください..また、授業でも触れたように、アセチルコリンは最もよく研究されている伝達物質です.したがっていろんなところで取り上げられていますので、試験などでも要注意です.その他の伝達物質もこれからいろんなところで出てきますので、「あれ?」ということがないように、まずは名前をしっかりと覚えてください.;-)

授業でお見せしたスライドのうち、プリント#80に当たるところで、プリントでは「グルタミン酸」「アスパラギン酸」となっていたのに、スライドでは「グルタミン」「アスパラギン」となっていました.プリントの方が正しいアミノ酸です.どうして「酸」が富んでしまったのかわかりませんが、失礼しました.

受容体の構造やしくみは、進行がやや遅れているということもあって、あまり詳しく説明しませんでした.分子レベルでの理解という点では重要なところなのですので、別の機会に取り上げるようにしたいと思います.

2シナプス結合での興奮の伝わり方は少し分かりにくかったかもしれませんが、一度自分で声に出しながら説明を考えて見るといいと思います.興奮性ニューロンが興奮すると、興奮性の伝達物質を放出し、シナプス後細胞を興奮させる(正確にはEPSPを生じさせる)、逆に抑制性ニューロンが興奮すると、抑制性伝達物質を放出し、シナプス後細胞を抑制します(同様にIPSPを生じる).このことをよく頭に入れて考えてください.

収束と発散は今後何度か出てきますので、忘れないでください.

来週は小テストです.その後第2章を終えて、第3章「筋細胞」に入ってできるだけ進みたいと思います.