第14回 筋張力のコントロール、シナプス

昨日はもう少し進む予定だったのですが、結局シナプスの概略を説明するところまでで終わってしまいました.筋細胞の微細構造を考えるときも同じですが、構造は機能を考える上でかかすことのできない知識です.シナプスの構造はやや複雑で覚えなければならない名称もたくさんありますが、自分で図を描いてみたりしてしっかりと頭に入れてください.

さて、筋の最後は単収縮と強縮についてでした.ニューロンの脱分極や活動電位を説明したときと同じ言葉が出てきたりしましたが、混乱しないようにしてください.細かい数字を無理に覚えようとするのではなく、スライドで青字で示したキーワードの意味やつながりをしっかりと理解してください.

また、等張力性収縮と等尺性収縮の違いはわかってもらえたでしょうか? 国試では次のような問題が出題されています.

等尺性収縮を主とする運動はどれか。(2005年)
1.壁を押し続ける。
2.ドアノブを回す。
3.シャッターを上げる。
4.扉を開く。

どうですか?

今年もこのまま暑い夏になりそうです.久々の学校生活で疲れのたまった人も多いかもしれません.十分な休養を取り、秋に向けての英気を養ってください.

第13回 筋線維の種類と機能的特徴、運動単位

連休中からうだるような暑さが続き、夕べはうまく寝られす、実は今日は1コマ目の始めからへろへろでした.授業を受けている皆さんにもわかったと思います.説明の下手なところもあったのではないでしょうか.ごめんなさい(T_T)

私がへばっているからというわけではないでしょうが、今日の小テストは今までで一番よくなかったですね.なぜでしょうか??
キーワードを順番に入れていくだけで、いつもと同じはずですが・・・

さて、今日の授業は大切なところがはっきりしているので復習がしやすいと思います.

筋線維の種類は、大きく2種類、ATPの産生方法で分類しても3種類です.102ページの表を見ながら自分の言葉で説明できるようにしておくといいでしょう.

運動単位と神経支配比は定義をよく理解した上で、プリントの#57の表に示した筋線維の分類と運動単位の対応を考えておきましょう.

2,3年生はもう終わりですが、1年生の皆さんは後1週間ありますね.オーバーヒートしない程度に今覚えるべきことはすぐに覚えてしまいましょう.

第12回 筋の微細構造と筋収縮のしくみ、筋でのATP産生

もう梅雨が明けたかのような暑い日が続きます.稲沢辺りは結構にわか雨が降るようですが、夕立はありましたか?
私の大学や自宅の周辺はお湿りの気配もなく、どんどん地面が熱くなっていくような気がします.

さて、筋原線維の構造は少しややこしく覚えるべきことも多いのですが、自分で筋節の構造を描いてみるといいでしょう.過去に『筋節を図示せよ』という問題を出したこともありますが、プリント#15や#17のような簡単な絵を描いて、それぞれの構成タンパク質や部位の名称を書き入れるとすぐに覚えられると思います.

興奮収縮連関と収縮のしくみは少しわかりにくかったかもしれませんが、プリントをよく見直してもらえればそんなに難しくないと思います.キーワードは、T細管、カルシウムイオン、筋小胞体、アクチンタンパク質とミオシンタンパク質、そしてATPです.また、「フィラメントの滑走」という表現もよく使われますので忘れないでください.

授業でお見せした電顕写真がスライドするビデオはずいぶん前にダウンロードしたファイルでどこから取ったかわからなくなってしまいました.(
たぶん同じ人たちがつくったと思われる心筋の電顕像はここにあります

Youtubeでは
ここにあるアニメーション(筋収縮)がわかりやすいかもしれません.また、興奮収縮連関の様子はこのアニメーションを見てください.いずれもナレーションは英語ですが、そんなに難しくはありません.

筋でのATP産生は、来週続きをやりますが、ローマン反応はしっかりと覚えておいてください.

第11回 跳躍伝導と神経線維、筋線維の構造

跳躍伝導のしくみはわかっていただけたでしょうか? 無髄線維での逐次伝導との違いに注目して考えてください.あまり難しく考えずに、感覚的に理解した方がいい場合もあります.
キーワードは、ランビエの絞輪.また、有髄線維と無髄線維の構造的な違いも合わせて確認してください.

神経線維の分類は、伝導速度の大きいほうから順に名前を言えるようにしておけばいいと思います.具体的にどんな種類の神経であるかは今後名前が出てきたときに確実に頭に入れてください.

筋細胞はニューロンと同様に興奮する(つまり活動電位が生じる)細胞です.今回と次回でその構造の特徴を学びます.非常に特殊な細胞ですので、分かりやすい反面、独自に覚えることも多いので大変ですががんばってください.
プリントの#6, 10, 12がほぼキーワード一覧と考えてください.

来週は筋原線維の微細構造と筋の収縮のしくみを考えいます.

第10回 活動電位と興奮の伝導

今回のテーマである活動電位の発生とその伝導のしくみは前期の中でも重要な内容でした.

キーワードは、脱分極、活動電位=興奮、閾値、電位依存性ナトリウムチャネル、電位依存性カリウムチャネル、全か無かの法則、不応期、伝導.

自分の言葉で説明できるようにしっかりと復習してください.テスト対策には声に出して説明してみたり、自分で説明文を書いて見るのがいいかもしれません.

授業で使ったグラフ、脱分極と活動電位のグラフを下に入れました(うまくでなかったらご連絡ください).グラフの上をクリックすると、授業で示したように順番に表示されます.




また、カエル坐骨神経での活動電位の記録のビデオはここです.
活動電位のしくみを説明するのに使ったアニメーションは
ここにあります.YouTubeですので、関連する動画も探してみてください.ナレーションが英語ですが、得意な人はヒアリングも挑戦してください.