第13回 筋組織、シナプスの構造とシナプス伝達のしくみ

来週が祝日に当たるため、夏休み前最後の授業となってしまいました.

前半の骨格筋線維の分類については、プリント132ページの表とその他の図などを見ながら自分でいろんな説明の仕方を考えてください.

人それぞれいろんな勉強の仕方があると思いますが、最も効果のある勉強法の1つは、132ページにあるような表を改めて自分で作ってみること.もう一つは、自分で作った表や図を見ながら、あたかも他人に講義をするように声に出しながら説明してみることです.

互いに関連する内容を、すぅーと滞りなく説明できれば十分に理解できている証です.あっちこっちで詰まってしまって、うまく言葉が出てこないようであれば、どこか理解できていないところがあると言うことです.

単に一人でぶつぶつ言っているだけではなく、実際に誰かを前にして話をして、さらに質疑応答すると、どこがわかっていないのかが、さらにクリアになると思います.


心筋と平滑筋についても、139140ページに載せた表を使って簡単に説明しました.あくまでも骨格筋との比較で、説明不足でわかりにくい項目もあると思いますが、循環器系で学んだことなどを参考に、時間のあるときによく見ておいてください.

さて、前期末試験は第5章の終わりまでを試験範囲とします.今回はシナプスの構造とシナプス伝達のしくみを簡単に説明しただけでした.夏休み明けの授業で復習している時間はあまりありませんので、忘れないようにしてください.次回には、具体的にシナプスの種類や実際に伝達を受けたニューロンでどのような反応・変化が生じるのかを考えます.

PS:昨日の小テストは夏休み前に返却できるようにしますので、復習に活用してください.

第12回 ATP産生と筋の種類

今週は筋細胞がどのようにしてATPを作っているのかを考えました.筋細胞も細胞ですので、サイトゾルには解糖系(=非有酸素呼吸)のしくみがあり、ミトコンドリアではクエン酸回路や電子伝達系のしくみが機能しています.今回、赤筋線維(=遅筋線維)、白筋線維(=速筋線維)として取り上げた分類は、あくまでもそれぞれの筋線維がどちらを主要なATP合成系として用いているのかの違いによっています.

ローマン反応や非有酸素反応、有酸素反応によるATP産生の特徴を押さえた上で、赤筋と白筋の違いを考えてください.授業中に触れませんでしたが、プリント132ページの一覧表を参考にしてください.この表は来週の授業で改めて説明します.

収縮という言葉の意味についても、短縮と比較しながら考えました.前期の中では珍しくマクロな話題ですが、等張力性収縮と等尺性収縮の違いをよく復習しておいてください.

第11回 筋の構造と収縮のしくみ

やや時間がたってしまい申しわけありません.

今週は筋の微細構造を、タンパク質レベルで考えました.ニューロンについては特に微細構造を問題にはしませんでしたが、筋の機能を考える上では必須です.筋がどんなしくみで収縮しているかを念頭に置きながら、構造、微細構造を考えるようにしてください.

先ず、筋節(サルコメア)の構造と明帯、暗帯を結びつけられるようにしておくことが重要です.授業中にも触れたように、自分で図を描きながら、それぞれの名称や筋収縮のサイクルの中で何をしているのか、どのような役割を果たしているのか確認しておきましょう.

タンパク質は、少なくともアクチンとミオシンのはたらきは押さえてください.トロポニンやトロポミオシンは国試などで問われることはないと思いますが、興奮収縮連関について改めて取り上げた際にもう少し説明します.

いわゆる「身体が硬い」とか「こっている」ということと筋収縮のしくみを結びつけて考えることもできるはずだろうし、研究されてもいるのでしょうが、残念ながら不勉強でわかりません.文献的に調べることもできると思いますので、興味のある方はぜひ調べてみてください.