第13回 心筋と平滑筋

更新が遅くなり申し訳ありません.

夏休み前、最後の授業では心筋と平滑筋をとりあげました.循環器や消化器などですでに学んだ内容も含んでいたと思いますが、骨格筋を含めて、互いに比較しながら特徴を抑えておくといいと思います.

心筋はなんといっても「機能的合胞体」であるということが、その機能的特徴のすべてといってもいいでしょう.心臓としての機能を果たすために必要な構造であると同時に、その構造的特長を生かしてはたらくために、不応期が長くなっていたり、自動能を持っていたりします.

また、ペースメーカー細胞の特殊な脱分極/活動電位発生のしくみや心室筋の活動電位の特徴については、ニューロンの活動電位のしくみと比較してみると、それぞれがよく理解できるようになると思います.

平滑筋は、機能的合胞体としてはたらくか否かで2種類あります.しかし、これは神経(自律神経系の遠心性ニューロン)によってどのように支配されているかの違いであって、細胞自体の構造に違いはないと考えていいと思います.

今週いっぱいで夏休みですね.久々に学生生活を送っている方は、どう過ごせばいいのかわからない方もいるかもしれません.いろんなところに疲れがたまっていると思いますので、ゆっくりと休養して秋に備えてください.

第12回 筋収縮のしくみとATP産生、筋線維の種類

今日は、先週取り上げた筋線維、筋原線維の構造をもとにして、筋収縮のしくみや筋でのATP産生について概観しました.

フィラメントの滑走のしくみは、興奮収縮連関と一体のものとして頭に入れておいてください.プリントにいくつか図をのせましたので、それらを見ながら自分の言葉で説明できるようにしておきましょう.

一般的には、筋にはミトコンドリアが多く、ミオグロビンやグリコーゲンがあると考えるのですが、すべての筋線維にまんべんなく共通してるわけではなく、赤筋と白筋、遅筋と速筋、あるいは型、ⅡA型、ⅡB型とATP産生に用いる方法の違いよって分類できます.運動生理学的な内容にまで突っ込んだ授業はできませんが、今後勉強していく上での基礎になりますので、しっかりと抑えておいてください.

来週は心筋と平滑筋について取り上げます.