コラーゲン繊維はなせ「膠原繊維」?

 授業で「コラーゲン繊維(繊維束とも言います);collagen fiber」を取り上げました。コラーゲンというタンパク質が幾重にも巻きついて繊維状になった構造ぶとをさしてこのように呼びますが、日本語では「膠原繊維」と言います。「膠原」とはどういうことでしょうか。

 “colla”はギリシャ語の”κόλλα (=kólla)”で、「膠(にかわ)」を意味します。”-gen”は「作りださせるもの」を意味する接尾辞で、自然科学用語によく用いられます。つまり、”collagen”とは「膠を作り出すもとになるもの」というような意味です。ところで、「膠」はご存知でしょうか?

 にかわ【膠】〔煮皮,の意〕
獣魚類の骨皮などを石灰水に浸してから煮て濃縮,冷やして固めたもの。褐色ないし暗褐色。粗製のゼラチン。接着剤とし,また,絵の具や画布の製造に用いる。(大辞林)
です。