2017年度 第16回 筋の種類、感覚機能総論

 遅くなってしまいましたが、後期最初の授業の内容を簡単にまとめておきます。

 前期にやり残した内容を簡単にまとめましたが、クラーレをはじめとするアセチルコリン受容体の作用を遮断する作用を持つ薬物の作用は臨床的に利用されているだけでなく、研究目的にも多用されています。ボツリヌス毒素は言うまでもなく食中毒の原因ともなり、重篤な症状を引き起こします。

 運動単位と神経支配比の考え方は筋の収縮の特徴を考える上で重要な性質です。今回は割愛しましたが、筋に強い負荷がかかって収縮するとき、最初からすべての運動単位(つまりすべての筋線維)が一斉に収縮するわけではなく、収縮する運動単位が徐々に増えていきます。このような現象を考える上で、運動単位とそれを構成する筋線維がどのように分布しているのかを知っておく筆余があります。また、筋線維の種類と運動単位の神経支配ヒトの間にも法則的な関係がありますので、よく見直しておきましょう。

 後半から感覚機能に入りました。適合刺激と感覚の投射の概念は、感覚機能を考える上で受容器の特性と中枢のはたらきが重要であることを示しています。また、ウェーバーの法則も単純ではありますが、感覚機能が神経系の作用であることを実感させてくれます。

 来週は体性感覚のうちの表在感覚に入ります。プリントを忘れないように。