2017年度 第8回 受動輸送、能動輸送、エンドサイトーシス

 今回の授業で取り上げた
細胞膜を介した物質輸送
は、多くの生理現象に関わる重要なしくみです。

 来週取り上げるエキソサイトーシスを含めて、ニューロンや筋細胞での活動電位の発生、ニューロンからの伝達物質の放出、毛細血管内外での物質交換、肺でのガス交換、消化管での消化液の分泌と栄養素の吸収、腎臓での濾過と再吸収、ホルモンの分泌と血液から標的細胞への作用など、器官系の機能を理解する上で重要な現象は、細胞膜を物質が通過することによって生じています。

 授業では基本的なしくみを順番に考えていきます。具体的にどのしくみがどこではたらいているかまで説明できませんが、他の科目で触れられたときにすぐに見直すようにしておきましょう。

 神経系や感覚器系、筋系の機能は生理学Ⅰで取り上げます。今回取り上げた受動輸送や能動輸送、来週説明するエキソサイトーシスなどの機能を中心にして説明する部分もあります。特に、来週の後半と再来週の授業ではニューロンの持つ興奮性について取り上げますが、ここではイオンチャネルやイオンポンプの作用について改めて触れるので、忘れずに復習をしておくように。