分子、細胞レベルの研究とは?

 前回紹介したSARS-CoV2に関する分子レベルの研究を理解するのはなかなか難しいかもしれません。ついでですので、生命科学、特に分子、細胞レベルでの研究の一端に触れてもらいましょう。といっても、自分で紹介するというわけではなく、わたしが所属する日本生化学会と日本分子生物学会が公開している講演の動画です。

 生化学会は8,000名以上、分子生物学会は13,000名以上が所属し、我が国における生物学あるいは基礎医学に関する学会の中で最も規模の大きな学会です。大学の所属では理学部、農学部、医学部、薬学部をはじめ、生物系の研究者が所属する分野のほぼすべてを網羅しています。日本人でノーベル医学生理学賞の受賞者はこれまでに5人いますが、おそらく全員がいずれかに所属しているでしょう。

 研究発表の場である学術集会はともに年1回行われていますが、数年に1回は両者が合同で集会を持っています。2,017年にも合同の研究集会が神戸で4日間にわたって行われました。以下のリンクは、そのときに行われたプレナリーレクチャーの記録です。ノーベル賞受賞者4人を含む日本を代表する研究者たちが、その研究成果を、自身の歩みとともに紹介しています。やや専門的ではありますが、分子、細胞レベルでの知見がどのように得られていくのか、実験手法も含めて触れるよいチャンスです。

 内容はややオーバーラップしていますが、見やすい方で視聴するとよいでしょう。

   https://vimeo.com/channels/jbsoc/page:3
   https://www.mbsj.jp/meetings/annual/2017/nenkai_kikaku.html