6月生まれの作曲家1:エルガーとハチャトゥリアン

 5月を書いたので6月も続けないわけにはいかないでしょう。
 今月、というより今週生まれの有名な作曲家は2人。
 1857年生まれのイギリス人、エドワード・エルガーと1903年に帝政ロシア領グルジア(現ジョージア)に生まれたアラム・ハチャトゥリアンです。

 イギリスといえば、七つの海を制し、いち早く産業革命を成し遂げた国ですが、有名な作曲家はそれほど多くありません。そんな中で19世紀後半から20世紀にかけて活躍したエルガーは最も有名な作曲家です。身分にうるさいイギリスにあって決して、出身家庭は上流階級でも裕福でもなかったようですが、両親や兄弟ともに音楽の際に恵まれていたようです。

 最も有名なのは行進曲「威風堂々」でしょう。また、3曲ある交響曲や「エニグマ変奏曲」は比較的演奏機会に恵まれており、名フィルの定期演奏会でも取り上げられました。また、「チェロ協奏曲」はチェリストにとっても重要なレパートリーで、頻繁に演奏されます。

 ヴァイリン曲の「愛の挨拶」はエルガーが婚約の記念に作曲したもので、愛らしく親しみやすい曲は様々に編曲されています。

 ハチャトゥリアンは、プロコフィエフやショスタコーヴィチと並び称される旧ソ連を代表する作曲家の1人です。残念ながら、日本ではほとんど取り上げられることはありませんが、唯一誰もが知るのは、バレエ音楽『ガイーヌ』の中の「剣の舞」でしょう。この曲にもいろんなアレンジがありますが、原曲ではマリンバで演奏されます。打楽器奏者の見せ場です。