ウィーン・モダン展

 やや時間がたちましたが、6月の最後の週末に学会出張で東京に行きました。ちょうど土曜日は夜8時まで開いていたため、国立新美術館の《ウィーン・モダン、クリムト、シーレ 世紀末への道》と題した美術展に行って来ました。

 今年が日本とオーストリアの外交樹立150周年にあたることを記念したイベントの1つのようで、8月には《クリムト展》が豊田市美術館であるのも同様でしょう。

 タイトルに「世紀末への道」とあるように、18世紀後半の啓蒙主義時代のウィーンから始まって、20世紀初頭に至る美術や工芸の代表作が展示されていました。ウィーンにあるWien Museumが現在工事中とのことで、かなり貴重な作品も貸し出されたようです。

 入ったとたんにマリア・テレジアに出迎えられたのには驚きましたが、音楽の都だけに音楽家に関連する美術作品も多く、非常に楽しめる美術展でした。

 18世紀後半のウィーンではフリーメーソンの影響が大きかったようですが、作曲家のモーツァルトもその会員です。フリーメーソンの儀式を描いた作品も展示されており、描かれた人物の中にはモーツァルトもいました。また、有名なシューベルトの肖像画(たぶん音楽の教科書に掲載されていたと思います)や、あの特徴的なメガネ(実物)もありました。そのほかに、ウィーンを中心に活躍した作曲家マーラーの彫像も。同時期に活躍した作曲家のシェーンベルクは絵も描いたようで、彼が描いた作曲家ベルクの肖像画も展示されていました。

 もちろん、タイトルのクリムトやシーレの作品も多数展示され、非常に見応えがありました。このクリムトの絵だけは写真撮影が許されていました。
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