7月生まれの作曲家1:カール・オルフ

 5月、6月とまとめ、少し間が空きました。7月生まれの有名な作曲家はそれほど多くないため、油断をしておりました。
 最も有名な作曲家がグスタフ・マーラーでしょう。彼以外では、ヤナーチェク、レスピーギ、そしてオルフが7月生まれです。

 今回は名フィル定期演奏会の日(7月10日)が誕生日だったカール・オルフ(Carl Orff)を紹介しましょう。
 彼の名前を知っているのはかなりの音楽好きでしょう。しかし、オルフの作曲した『カルミナ・ブラーナ(Carmina Burana)』は誰もが聴いたことがあるでしょう。
  https://www.youtube.com/watch?v=2dXwNyDVLUI
 YouTubeで真っ先にヒットした中から選びましたが、最も有名な部分です。全体は25曲、児童合唱を含む混声合唱と3名の独唱、フルオーケストラによる約1時間からなる大曲です。オケがそれほど難しくないこともあり、アマチュアの合唱団などが取り上げるため、日本国内でも演奏される機会の多い作品です。私もこれまでに生演奏を2回(?)聴いています(1回はここ)。
 1895年7月10日ミュンヘン生まれ、1982年にミュンヘンでなくなっています。早熟の天才型で、16歳で自作の出版したとか。同時に舞台芸術に傾倒し、オペラやバレエ音楽を多く作曲しているようです。《カルミナ・ブラーナ》は19世紀初めにミュンヘン近郊の修道院で見つかった古い詩集からいくつかを選んで作曲されていますが、歌詞は自然を謳歌するものや恋愛を歌ったもの、酒場でも猥雑な語りまでさまざまです。

 オルフの業績として特筆すべきは学校教育に簡単に演奏できる楽器、例えば、木琴や鉄琴、カスタネットやリコーダーなどをつかって、誰もが演奏を楽しめるようにしたことです。これは私たちが受けた小学校や中学校での音楽教育にもつながっています。そんなことを考えながら《カルミナ・ブラーナ》を聴いてみると、少し違って聴こえるのでは。