6月生まれの作曲家4:グリーグ

 6月の四人目はエドヴァルド・グリーグです。1843年6月15日生まれた作曲家です。組曲『ペール・ギュント』の「朝」は誰もが知るところでしょう。

 ノルウェー生まれとしては唯一と言ってしまうと、ノルウェーの方は怒るかな。確かドイツには留学しているはずですが、基本的にはノルウェーにとどまって作曲をしています。シューマンのピアノ協奏曲を聴いて強く影響を受け、同じくピアノ協奏曲を作曲しました。『ペール・ギュント』と並んで今日でもよく演奏されます。冒頭がシューマンのピアノ協奏曲と酷似しています。

 『ペール・ギュント』は舞台作品への劇音楽です。主人公であるペール・ギュントが世界中を旅して回る、冒険活劇のような物語です。残念ながら演劇は見たことがありませんが、評判になったため、グリーグ自身が数曲ずつを選んで二つの組曲を編みました。「朝」は組曲第1番第1曲です。ただし、演劇では冒頭に演奏されるわけではありません。題名の通り朝を描いた音楽ですが、どんな朝、どこの朝は分かりますか?