オリー伯爵(METライブビューイング)

昨日、GW最終日ですが、《ルチア》につづくMETライブビューイングでロッシーニの《オリー伯爵》という作品を観に行きました.

有名度でいえば、超マイナーな作品.レパートリーの多いことで知られるMETでも今シーズンの上演が初演、今手に入るCD & DVDも、調べたところあわせて3本(残念ながら日本語字幕はなし).もちろん私も今回だけは全く予習なし.ぶっつけ本番で臨みました(^_^;.

今回上演にこぎ着けたのは主役3人に人を得たからなのだそうですが、中でもタイトルロールを歌うファン・ディアゴ・フローレスが決め手のようです.いや、見事でした.男が聴いてもほれぼれする美声、多くの女性にぜひとも聴いてもらってうっとりしてほしいと思います(*^^)v.ちなみに彼は、この公演のわずか40分ほど前にパパになったそうで、出産に立ち会って、直ちに劇場へ来たとのこと.

HP丸写しで紹介すると、

時は13世紀初め。フォルムティエ伯爵は部下を連れて十字軍遠征に出ており、妹のアデルら女性たちは皆、城で男たちの帰りを待っている。ところが遠征に出なかった貴族がいた。オリー伯爵である。好色なオリーはアデルに言い寄ろうと作戦を練っていた。行者に化けてアデルの相談に乗り、男子禁制の城に入り込もうとしていたのだ。しかし彼の小姓イゾリエもアデルに恋しており、彼女に会うためにオリーを手伝い知恵を貸すが、この計画はもう一歩のところで失敗に終わる。それでもオリーは諦めない。たくましくも別の手段で成功したかに見えたが、主人の企みを見抜いたイゾリエは・・・。そして十字軍の帰還も近づいていた・・・。 《セヴィリャの理髪師》、《チェネレントラ》など、オペラ・ブッファ(喜劇オペラ)のヒットを連発したロッシーニが晩年パリで作曲した、洗練と抑制のきいた大人のコミック・オペラ。J.D.フローレスとD.ダムラウという現在望みうる2人が歌う、オリーとアデルの歌合戦は必聴だ。昨シーズンの《ホフマン物語》等、METの大ヒット舞台を手がける奇才B.シャーの艶やかな新演出で贈る。

です.

舞台の様子やハイライト映像はここ(
みどころ特別映像).オペラを観ながらあんなに笑ったのは初めてです.

多分今秋あるいは来春、NHKがBSでやると思います.興味のある方はぜひご覧ください.

さて、2週連続になってしまうのですが、今週末にはリヒャルト・シュトラウスの《カプリッチョ》というオペラが上演されます.これも結構マイナーで、やや取っつきにくい話ではありますが、音楽がすばらしい.主演は現在最高のソプラノ歌手の一人、ルネ・フレミング.マドレーヌという女性を演じるのですが、この役をやらせたら多分彼女の右に出る人はいないでしょう.