認知症を描いた映画を観てきました

スペインで作られた『しわ(原題:Arrugas)』というアニメーション映画を観ました.今、名古屋・伏見ミリオン座でやっています。公式HPはここ

元銀行支店長の男性が、軽い認知症の症状が出始め、息子夫婦に厄介払いされるように老人ホームに入れられてしまうところから始まります。はじめのうちは大抵のことは一人でできていましたが、徐々に認知症が進行していきます。老人ホームで同室の男性と何度か諍いを起こしたりしながらも、徐々に打ち解けていきます.が、最後に一緒に「脱走」を試み、交通事故.これがきっかけで認知症が進行してしまうというストーリーでした.

アニメということもあってか変に感傷的になることもなく、そうかといって茶化したり、斜にみたりすることもなく、現実を正面から見据えて描いているような気がしました.

映画の最後に、101歳のおばあさんが歌うスペインの民謡(?)が流されていました.このおばさんは認知症がかなり進行していて、普段はほとんど意識があるのかないのかわからないような状態だそうですが、その歌だけはしっかりと歌えるのだそうです.

原作は同じくスペインの劇画で、映画は国内で非常に高く評価されたそうです.日本ではジブリが配給しているようです.

蝶々夫人

蝶々夫人(Madama Butterfly)、題名は聞いたことがあると思います。プッチーニが作曲したオペラです。長崎を舞台とした作品で、15歳の蝶々さんと彼女を現地妻としたアメリカの海軍士官ピンカートンにまつわるメロドラマ、悲劇です。

9月に愛知県芸術劇場・大ホールで日本人を中心とした出演者で上演されますが、これに先立って、勉強のための連続講座がありました。7月末にもあるのですが、先月末の企画には、本番で蝶々さんを歌うソプラノ歌手の安藤赴美子が話してくれました。芸術劇場・小ホールでのイヴェントです。

オペラのあらすじは他に譲るとして、明治時代とはいえ、日本を舞台にして日本人役が主人公という非常に珍しいオペラで、しかもオペラ史上屈指の名作。やはり日本人としては特別な感慨を持ってしまいます。演じる場合も同じようで、「日本人ソプラノにとって」ということを意識せざるをえないようです。

主役である蝶々さん役は、音楽的にも、体力的にも難役の一つ。3幕構成、約2時間半すが、第一幕の途中で登場以来、ほとんど出ずっぱり、歌いっぱなしです。有名なアリア「ある晴れた日に」のメロディーはどこかで聴いたことがあると思います.第二幕の前半部分にあり、何度聴いてもジーンときます。

この日の企画では、安藤赴美子が、ピアノ伴奏でしたが、この「ある晴れた日に」を歌ってくれました。やや硬質な声質でしたが、ホールが演劇用のあまり音響の良くないところだったのでしょうがないかもしれません。ただ、体格が良いだけに声量はかなりのもののようです。大ホールで聴くのが楽しみです。

本番は9月14日と16日です。みなさんは試験中です(^_^;