福井・丸岡城

昨日の続きです.

大津に行く前にちょっと大回りをして、福井県の丸岡によりました.

福井市の隣、丸岡のお城は戦国時代に柴田勝家の一族によって築城されたそうです.その後城主はいろいろ変わったようですが、今に残る天守閣は現存する天守としては最古といわれています.ただ、現在の建物は、戦後の福井大地震で倒壊した後に再建されたもので、といってもできるだけ新たな材料を使わないようにして再建されたそうなので、ほとんど元のままのよ
うです.
ただ、中に入ってみると一部の柱に「昭和28年・・・・」と刻印されていたので、丸々もとのままというわけではなさそうですが・・・(・・;)
ということもあって、最古とはいうものの、国宝ではなく重要文化財です.

石垣も前回の伊賀上野城に比べると格好が悪いというか、やや粗っぽい感じがして、全体に規模が小さいなという印象でした.

天守への入口に、戦中・戦後に載せられていた石製の「しゃちほこ」がありました.戦争中の金属不足のために強制収容されたのでしょうか.戦争というものがいかに非文化的な行いであるかということをものの見事に示しているような気がします.

小高い丘の上に立っているのですが、ふもとには資料館があり、ちょっとした公園になっています.

ヴェルディ「リゴレット」(ボーデン市立歌劇場)

週末は大津にある「びわ湖ホール」でおこなわれた「リゴレット」というオペラを見に行ってきました.

何でわざわざ大津まで?と思われるかもしれませんが、結構いいホールなんです.オペラ用といってもいいくらい.同じ公演が今週末(10月4日)に豊田でもありますが、早々と完売になってしまったということもあります.

オペラというと非常に敷居高く感じられる方もいらっしゃるでしょう.まあ、低くはないですが、話の内容はほとんどが「ワイドショーネタ」といっていいようなストーリーです.特にヴェルディのようにイタリアものは、不倫あり、三角関係あり、怨恨あり、ねたみあり.ドロドロです.

この「リゴレット」というオペラも、とんでもないプレーボーイの貴族に庶民の娘が泣かされる、というより身を捧げて殺されてしまいます.でも当のプレーボーイ貴族はそんなことも露知らず、また女性に声をかけているというところで終わります.「仕掛け人」みたいな役どころもあり、おもしろいです.くわしくは
ここ(オペラ・データベース)を見てください.

演奏は今一つでした.肝心のプレーボーイ役のテノール歌手の声量がもの足りず、艶もありませんでした.やっぱりプレーボーイですから、男性が聴いてもうっとりするくらいでないと;-) その分脇役の歌手たちが結構良かった気がします.
オケはまずまずでした.ちょっとがんばりすぎているパートがあって、歌が隠れてしまうところがあったのがやや残念.

作家の瀬戸内寂聴さんが聴きに来ていました.うら若き女性の純愛を聴きに来られたのでしょうか?

ちなみに、上で紹介したWebサイトにも出ていますが、私が持っているDVDやCDでは、このプレーボーイ(マントヴァ公爵という貴族です)をうたっているのが、「3大テノール」で有名なパヴァロッティやドミンゴなので、比較するのが無理なんですが・・・σ(^_^;

日曜日夜はN響アワー

前期試験も終わりましたね.初めての定期試験はいかがだったでしょうか?

すでに大学や専門学校を経られている方にとってはやや違和感があったかもしれません.個人的には高等学校と大学を足して2で割った感じかなと思っています、試験に限らすずべてが・・・:-)

ところで、皆さんは日曜日の夜は以下に過ごされていますか? 「もちろん勉強だ」という方もいらっしゃるでしょうが、私はこの十数年、日曜9時は「N響アワー」です.もちろんNHKの教育テレビ、NHK交響楽団のセールス番組です.
とは言っても、単なる「よいしょ」番組ではなく、ちゃんとした音楽の教養番組です.現在の司会はNHKのアナウンサー(岩槻里子さん)と作曲家の池辺晋一郎氏(日本の作曲家としては最も有名な一人です).Webはここ(
N響アワー)です.

さて、最近2回はこの6月の定期演奏家の紹介でした.ちょうど指揮者がマッシモ・ザネッティというヨーロッパで非常に活躍している人で、いずれもすばらしい演奏だったのでとりあげたのかもしれません.

14日が、レスピーギというイタリアの作曲家の作品でローマの情景を描いた通称「ローマ3部作」:「ローマの噴水」、「ローマの祭り」、「ローマの松」の3曲からの抜粋、21日がプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」、シェークスピアの戯曲に題材したバレエ音楽です.
「曲名だけ言われても・・・」:-[ かもしれませんが、「祭り」や「松」は実際に聴いてみれば「あれ?」というところがあると思います.また、プロコ(オタクはこう略します)の「ロメジュリ」(同じく)のなかの「モンタギュー家とキャピュレット家」という曲はドラマなどのBGMでもよく使われます.「のだめカンタービレ」でも何度も出てきました.「音楽」のマジックを堪能できる曲ばかりです.

余談ですが、司会をやっている岩槻さんは名古屋の出身だそうです.大学は津田塾で、オーケストラでヴァイオリンをやっていたそうです.この「ロメジュリ」もやったようで、うらやましい限りです.ちなみに、彼女をはじめてみたのは少し前にやっていた「名作平積み大作戦」という、名作文学を紹介する番組.もう終わってしまったのですが、結構すきでした.

伊賀上野城

昨日、三重県伊賀市にある上野城へ行ってきました.

深田久弥の百名山とか『何とか百選』とかたくさんありますが、その中の一つに、『日本100名城』というのがあります.ある程度専門家が集まって文化財的に価値があり、歴史上有名で、地域・時代の代表となるような城郭建築を選んだそうです.つい去年のことです.公式ガイドブックがあって、スタンプラリー用のノートもついています.

以前からいろんなお城に行ってみたいと思っていました.いい目標になるので、この夏より「100」に挑戦しようとはじめました.

今回でまだ3つ目、これまでに長篠城と福井県の一乗谷に行きました.

伊賀上野城は戦国時代に造られ、その後江戸時代に入って藤堂高虎が増改築しています.以後、伊賀国は藤堂家の領地
高虎は築城家として有名ですが、残された大規模な石垣などが技術の高さを示しているそうです.確かに上からのぞくと怖かったですね.

お堀からせり建つ石垣を撮ってみました(左の写真).左正面からとれるとよかったのですが、手前の雑草は見なかったことにしてください.打込接(うちこめつぎ)といって、四隅がぴったりとあわさりすき間がないように石を加工してから積み上げています.名古屋城の石垣も同様です.

もともと天守閣は造られなかったのですが、なぜか昭和の初めに地元の政治家たちが私財と集めてつくったそうです.完全に国威発揚ですね.

周囲は木立の多い公園になっています.忍者博物館もあり、小さな子どもには忍者衣装も貸してくれるようです.飽きずに楽しめるかもしれません.

名フィル定期(第350回)

いきなりですが、先週末に名古屋フィルハーモニー管弦楽団(名フィル)の定期演奏会を聴きに行きました.

学生時代にオーケストラをやっていたこともありますが、数年前より名フィルの定期会員で、毎月聴きに行っています.
われわれが学生のころは『名フィル』も、正直言って『わざわざ金払って聴きに行くのも・・』などと生意気なことを考えていましたが、最近はもう十分に世界に通用するレベルに達しているといっていいでしょう.

そこで、先週の定期ですが、今年から新たに常任指揮者になったティエリー・フィッシャーの指揮で、
メシアン:キリストの昇天
武満徹:ファンタズマ/カントス
ラヴェル:『ダフニスとクロエ』全曲
というプログラムでした.

クラシック音楽になじみのない方々には「???」かもしれませんが、非常に意欲的で、興味深い選曲です.
正直言ってさすがの私もラヴェルの一部を聴いたことがある程度.前半2曲はリリースされているCDも1,2種類程度というマイナー曲です.

一応一通りCDを買って予習した上で聴きに行きました.
メシアンはかなりの名演だったと思います.指揮者であるフィッシャーお得意のレパートリーということもあり、オケの力を十分に引き出すとともに、曲の魅力を余すところなく表現していたのではないでしょうか.宗教的な精神性はよくわかりませんが、作曲された時代背景(第2次大戦前夜のフランス)などを考えると、平和への願いのようなものを感じました.
2曲目の作曲者・武満は、日本が誇る世界的作曲家.この曲はクラリネット協奏曲のようなスタイルで、名古屋出身の亀井良信がソロを受け持ちました.やや控えめというか、もう少し前に出るような演奏でもよかったのかなという印象ですが、もっと耳の肥えたヒトならどう聴いたでしょうか.

メインのラヴェルは、正直切れ目なしで1時間続いたので、途中で私の集中力が持たず(予習不足もあったかもしれません)、もったいないことをしました.本来はバレエ用、つまりこの曲に合わせてダンサーが踊ることを目的につくられた曲です.(同じラヴェルの『ボレロ』も同様に本来はバレエ曲です.)
テクニカルにもかなりの難曲、アンサンブルも難しいはずですが、バランスを崩すことなくまとまっていたと思います.合唱もついている曲で、ffの迫力は圧倒的でした.

演奏会批評はこんな感じですが、今回の曲はいずれも近・現代曲ということで、コントラバス・クラリネットとかウィンドマシンのような普段絶対に使われない楽器も目にすることができて、結構楽しいコンサートでした.

最初でとりあえず思いつきを記しましたが、いかがでしたでしょうか?

趣味の話題も書いてみることにしました

皆さんは試験勉強で大変ですが、逆に私は試験問題を作り終え、ほっとしているところです.(^^)
だから、というわけではありませんが、これまでやろうと思っていてなかなかできなかったことを思い立ちました.

何もブログをつくる必要もないのですが、ある程度人目につく形で字にしたほうが張り合いがあるかと思って・・・;-)

趣味といってもいろいろあるわけでもありませんので、学生時代にオーケストラをやっていて、それ以後もずっとリスナーとしていろんな音楽(といってもクラシック音楽だけですが)を聴いてきています.クラシック音楽に今までなじみのなかった人たちに、『聴いてみようかな』というきっかけになるような内容になればいいなあと思っております.

まずは思いついたところから順に、そう『つれずれなるままに』書いてみようと思います.