バレンタイン・コンサート

 2016/02/14はバレンタインデー、1週間早く2月7日に伏見のしらかわホールでの
「ウィーン&ベルリン・フィル首席親子のバレンタインコンサート」
を聴きに行きました。コンサートの題名の通り、世界トップのオーケストラであるウィーン・フィルハーモニーとベルリン・フィルハーモニーの首席クラリネット奏者を務めるオッテンザマー親子によるコンサート。


 エルンスト・オッテンザマー(Ernst Ottensamer、お父さんです、ウィーン・フィル首席クラリネット奏者)、ダニエル・オッテンザマー(Daniel Ottensamer、長男、ウィーン・フィル首席クラリネット奏者)、アンドレアス・オッテンザマー(Andreas Ottensamer、次男、ベルリン・フィル首席クラリネット奏者)の3人でクラリネット・トリオとして2005年にThe Clarinetts(ザ・クラリネッツ)というグループをつくり活動しています。とてつもない親子ですね。

この日のピアノ伴奏は菊池洋子、注目の若手ピアニストです。

 この日のプログラムは
モーツァルト作曲のオペラのアリアをクラリネット三重奏に編曲したもので
歌劇「皇帝ティートの慈悲」より”私は行くが、君は平和に”
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より”風は穏やかに”
歌劇「後宮からの逃走」より”どんな責め苦があろうとも”

 ヴェルディ作曲のオペラの名旋律をアレンジしたもの
ロヴェレーリョ:歌劇「椿姫」のモチーフによる幻想曲
フランツ&カール・ドップラー:歌劇「リゴレット」のモチーフによる幻想曲(ピアノ伴奏付のクラリネット三重奏曲)
(吹奏楽でフルートをやっていた人はいませんか? フランツ・ドップラーは「ハンガリアン田園幻想曲」の作曲者です。)

 ロッシーニ作曲の歌曲をアレンジした
「音楽の夜会」から「踊り」

 休憩を挟んだ後半は映画音楽やミュージカル音楽をアレンジしたメドレーで
レーヘル:マンハッタン・スウィート、ウッディ・クラリネッツ
チブルカ:ブロードウェイ・インプレッションズ
ボンファ:オルフェの唄
コロニー:テイク・ファイブ

 そして、アンコールは
コレニー:ザ・ピンキークラリネッツ
ドビュッシー:「小組曲」より“小舟にて”
ベシェ:小さな花

 どの演奏も高い技術と音楽性に裏打ちされたすばらしいものでした。特に、ピアニッシモでの響きがすばらしい。弱い息を吹き続けて音量や音程を維持するのは非常に難しいのですが、難なくやってのけて、最後は音がまさに消えるように。また、家族だからというわけでもないでしょうが、息が合っているとはこういうことを言うのかと、感じました。幼い頃から家族でこんな風に遊んでいたのでしょうね。

 クラリネットのコンサートですが、アンコール二曲目はダニエルとアンドレアス兄弟によるピアノ連弾、さすがに見事な演奏。2人とも小さい頃から習っていたのでしょうが、玄人はだしとはまさに彼らのようなことをいうのでしょう。また、コンサート終了後はサイン会。長蛇の列でしたが、時折見せる笑顔が印象的でした。
IMG_1535
 サイン会の様子です。左側手前からダニエル、アンドレアス、エルンスト、その奥のショールを掛けた女性がピアノの菊池洋子さんです。