METライブビューイング《サロメ》

少し前にオペラについて少し書きましたが、その時に宣伝したMET、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の公演の映画版の上映が先週の土曜日(11月1日)から始まりました.

今週はリヒャルト・シュトラウスというドイツの作曲家の『サロメ(Salome)』という作品です.オペラにしては短くて1時間半くらい.ただ主役であるサロメ役はほとんど出ずっぱりで、かなりの難役だそうです.
あらすじは
ここ(http://www.geocities.jp/wakaru_opera/salome.html)を見てください.ちょっとぞくっとするようなストーリーです.

初演(1905年)のときは物議を醸して上演禁止にもなったそうですが、このような一見猟奇的とも思えるようなことも、現代では非現実とは言えないからか、世界中で上演されています.

ちょっと前に同じ『サロメ』を日本人のキャストでやった舞台を見て、物足りなさを感じていたのですが、今回のMETはさすがでした.
なんといってもサロメを演じたカリタ・マッティラ(Karita Mattila、1960年、フィンランド生まれ)というソプラノ歌手の歌唱力と演技.

作曲者はこのサロメという役に、歌手としての圧倒的なパワーと少女のような純真さを想定したそうですが、演じるにはさらに残酷さや狂気を表現する必要があるでしょう.

2回くらいものすごいアリア(独唱)があるのですが、圧倒されます.完全に成りきった上での熱唱.
また、途中に『7つのヴェールの踊り』という、オペラ歌手に歌ではなく、踊りを求める部分があります.いろんな演出があるのですが、文字通り『すべてをさらけ出した』演技(意味わかります??よね).別の劇場でやった映像がYouTubeにありました(
ここ:http://jp.youtube.com/watch?v=jdIzV5_nTNU).最後は目が・・・・・.(☆_★)

この歌手のための演出だそうで、同じ演出で誰か日本人でやらせようと探してみても、現在はもちろん、将来もいないかもしれません.

YouTubeで『サロメ(Salome)』といれると、いろいろと映像が入っていますので興味のある人はぜひ一度ご覧ください、